「私友達全然いないんすよ」っていう後輩の発言が、期せずして皮肉になってしまうくらい、僕の交友関係は狭い。ネコのひたい程に。ゆえに、小学生来の友人に招かれた披露宴は、奇しくも10年ぶりの再会ラッシュと相成ったわけだ。
*
眠い目をこすりつつ、午前7時過ぎのマリンライナーに乗車する。ちなみに披露宴は14時からである。正午からの式も呼ばれたが、いろいろ困難に満ちた旅程を想像し、苦悶し、披露宴からの参加を決めたのは言うまでもない。
高松→岡山→新横浜→横浜→大船と激しい移動をこなした上で、そこからはバスにて最寄の停留所へ。案内状には徒歩8分と書いてあり、看板くらいでているだろうとタカをくくっていたら、道に迷う。スマホのマップ&ナビ機能もたいして役に立たず、地元民らしき人に道を尋ね、なんとか10分前に到着。
*
美容師、実業家、不動産マン、バンドマンと、結局のところホッとしたのは、新郎の友人が、結局のところほぼ小学生のときからの知り合いで占められていた所。旧友は恥ずかしそうに、「俺友達少ないんよねー」なんて言っていたが、なんてことはない、類友なのだ、結局。
この10年、自分としては見た目も中身も相当に変化したつもりだったのだが、旧友皆口揃えて「変わってないねぇ」なんていうのだから、案外そうなのかもしれない。
日本酒での乾杯から始まり、白ワインとビールを文字通り浴びるほど飲み、ひさかたぶりの会話を楽しむ。なんのことはない、ブランクなどまったくなくて、僕は彼らに「自分にも地元に居場所があったのだ」と連呼してしまった次第である。

ちなみに名物のロースト・ビーフが皆目美味過ぎて、皆興奮していたのが印象的。
実家からもそう遠くないので、家族連れていこうと決意したほどである。
*
宴は3時間半ほど続き、気付けば17時半過ぎである。「明日飛行機にて早朝帰宅すれば2次会でられるのでは」という甘言は昔の缶コーヒー位に甘かったが、心鬼にして帰宅する。僕が彼らと一番うじゃらうじゃらと仲良くしていたのは、15歳の時までなので、それから人生2倍生きてしまった。その後、成人式にて再会したりもしているが、ほんの逢瀬ほどである。
嗚呼、2倍生きてしまったよ。
*
滞在時間よりも移動時間のほうが圧倒的に長い、日帰りサンデイとはなったが、思った以上に楽しむことができとことに、自分自身もすこし驚いている。
それにしても、皆口ぐちに「フェイスブックは?」と口にするのだが、残念ながら僕は、恐れ多くてやっていないのは既報の通りである。まず、友人が少ないことがばれる。そして、職務上の人とSNSで絡みたくないのである。ならば、所属企業を記さなければよいのではということになるのだろうけど、自分から会社という属性奪ったら何が残るのだろうか。結局のところ、母校(小・中・高)についてもびびって記せず、属性的に示せるのはマンモス大学名くらいか。
まぁ、結局、僕は、本当に心許せる友人以外とつながるのが怖いのだ。
それでよくまぁその仕事やっているねという指摘もごもっともなのだが。
そんなわけで、今少し、限定された世界で、生きていこうと思うので、ご愛顧ください。
(了)
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眠い目をこすりつつ、午前7時過ぎのマリンライナーに乗車する。ちなみに披露宴は14時からである。正午からの式も呼ばれたが、いろいろ困難に満ちた旅程を想像し、苦悶し、披露宴からの参加を決めたのは言うまでもない。
高松→岡山→新横浜→横浜→大船と激しい移動をこなした上で、そこからはバスにて最寄の停留所へ。案内状には徒歩8分と書いてあり、看板くらいでているだろうとタカをくくっていたら、道に迷う。スマホのマップ&ナビ機能もたいして役に立たず、地元民らしき人に道を尋ね、なんとか10分前に到着。
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美容師、実業家、不動産マン、バンドマンと、結局のところホッとしたのは、新郎の友人が、結局のところほぼ小学生のときからの知り合いで占められていた所。旧友は恥ずかしそうに、「俺友達少ないんよねー」なんて言っていたが、なんてことはない、類友なのだ、結局。
この10年、自分としては見た目も中身も相当に変化したつもりだったのだが、旧友皆口揃えて「変わってないねぇ」なんていうのだから、案外そうなのかもしれない。
日本酒での乾杯から始まり、白ワインとビールを文字通り浴びるほど飲み、ひさかたぶりの会話を楽しむ。なんのことはない、ブランクなどまったくなくて、僕は彼らに「自分にも地元に居場所があったのだ」と連呼してしまった次第である。

ちなみに名物のロースト・ビーフが皆目美味過ぎて、皆興奮していたのが印象的。
実家からもそう遠くないので、家族連れていこうと決意したほどである。
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宴は3時間半ほど続き、気付けば17時半過ぎである。「明日飛行機にて早朝帰宅すれば2次会でられるのでは」という甘言は昔の缶コーヒー位に甘かったが、心鬼にして帰宅する。僕が彼らと一番うじゃらうじゃらと仲良くしていたのは、15歳の時までなので、それから人生2倍生きてしまった。その後、成人式にて再会したりもしているが、ほんの逢瀬ほどである。
嗚呼、2倍生きてしまったよ。
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滞在時間よりも移動時間のほうが圧倒的に長い、日帰りサンデイとはなったが、思った以上に楽しむことができとことに、自分自身もすこし驚いている。
それにしても、皆口ぐちに「フェイスブックは?」と口にするのだが、残念ながら僕は、恐れ多くてやっていないのは既報の通りである。まず、友人が少ないことがばれる。そして、職務上の人とSNSで絡みたくないのである。ならば、所属企業を記さなければよいのではということになるのだろうけど、自分から会社という属性奪ったら何が残るのだろうか。結局のところ、母校(小・中・高)についてもびびって記せず、属性的に示せるのはマンモス大学名くらいか。
まぁ、結局、僕は、本当に心許せる友人以外とつながるのが怖いのだ。
それでよくまぁその仕事やっているねという指摘もごもっともなのだが。
そんなわけで、今少し、限定された世界で、生きていこうと思うので、ご愛顧ください。
(了)
# by moriyan612 | 2012-05-22 02:27 | 青春時代 | Trackback | Comments(0)






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